突然だが、学生時代からの長年の疑問に今回挑戦してみたい。
お題1 何故ギニューはチェンジした後、悟空にとどめを刺さなかったのか?
ギニューは悟空が自分よりはるかに強い戦闘力の持ち主と知った途端、ためらうことなくチェンジした。
他者のようにスカウターの故障云々と言い出さず冷静に判断したのは流石である。カラダを入れ替えた後悟空の動きを封じるため、チェンジする直前に自分の肉体に大きな傷を負わせるのも見事な作戦だ。
しかしこの後がどうも俺は腑に落ちないところがある。一言一句振り返ってみよう。
ギニュー「くっくっく・・交換させてもらったぜ。きさまのカラダとな」
悟空「い、いったいなにが・・な、なんで、オラがそこにいるんだ・・?」
ギニュー「さっき言ったはずだ。お互いのカラダを交換したんだとな」
悟空「そ、そんなことが・・」
ジース「ギニュー隊長、スカウターを」
ギニュー「おう。よし、宇宙船に戻るぞ、フリーザ様も戻ってこられるかもしれん」
ギニュー「フハハハ!今度のカラダはさらに早いぞ―!」
悟空「ちくしょう・・カラダが動かねえ・・あいつが自分を傷つけたのは・・このためだったのか・・」
ここまでが一部始終なのだが、俺は何度考えてもギニューが何故ここで悟空にとどめを刺さなかったのかわからない。ここで悟空の命を奪っておけばギニューは邪魔が入ること無くベジータとチェンジできた可能性が高い。結果的には悟空にとどめを刺さなかったことがギニューの敗因になったわけだ。
何せ悟空はこの時満足に動くことすらできない状態だった。エネルギー弾一つ撃つなり海に叩き落とすなり何かしら攻撃を加えても不思議ではない。しかしギニューは一撃も入れることなくその場を去った。
そしてギニューは悟空が追ってきた時もこんな発言をしていた。
「よくここまでこれたな・・くっくっく・・もっとひどい傷をつけておくんだった」
この時点でも「とどめを刺しておくべきだった」ではなく、あくまで悟空を動けなくすることに固執している。
奇妙といえば奇妙ではなかろうか。そこでいくつか仮説を考えてみた。
①自分のカラダにとどめを刺したくなかった。
②カラダをいただいた礼として情けをかけた
③18万以上のカラダを手に入れたことで有頂天になり悟空の命などどうでもよくなった
④自分のつけた傷は致命傷であり、放っておいても出血多量で死ぬと思った
⑤万が一悟空のカラダに致命傷を負ったときを考え、元のカラダを生かしておいた(死体とはチェンジできないと仮定)
⑥カラダを傷つけた上でチェンジした相手を攻撃するなどプライドが許さなかった
うーむ、俺ではこれぐらいしか浮かばないな・・
①はないと思う。何せ躊躇いなく自らのカラダを傷つけチェンジしており、かつ当時ジャンプに掲載されたクウラ機甲戦隊のサウザーの記事には「ギニューの元の姿を知っている」という設定がある。つまりギニューは数回チェンジを繰り返しているということだ。そこまで元のカラダに執着があるとは思えない。
⑤の可能性も低い。
「戦闘力は18万以上だ、勝てるはずがなかろう!」
「このギニューさまにそんなハッタリは通用せんぞ!」
と自信満々だったことを考えれば、そんな保険をかけたというのは考えにくい。またそれほどの相手がもし現れれば今度はそいつにチェンジをしかける可能性のほうが高い。
残り②③④⑥だが、ギニュー大好きな俺としては個人的に②と⑥を信じたいが・・・いやいっそ全部含めてしまうのはどうか?
『ギニューはカラダを入れ替えた時点で悟空の命などどうでもよくなった。自分のつけた傷は深く、じきに出血多量で死ぬ。そんな相手に攻撃するなどプライドが許さず、あえてとどめは刺さなかった』
もう俺の中ではこれで納得してしまおう。まあ全部俺の勝手な推論なんで怒らないでください。
お題2は後日に。