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Channel: 極星十字相殺拳
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メラについて語ってみた

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極星十字相殺拳-120610_1919~010001.jpg ある村にある魔界の門の門番。ゴラとともに閻魔大王か神に与えられる通行証をもつ者か鍵をもった死神以外通れないよう見張っていた。
ミーサ姫を助けようと乗り込んできた悟空の「シュラを倒す」という言葉を聞き、シュラの元へと案内する。
シュラとの闘いで、シュラのスキを作るため自身の武器を投げつけ、悟空とミーサ姫が逃げる時間稼ぎのため追手の前に立ちふさがった。
シュラに対し「たまには痛い目にあうのも薬」と忠告し、最後はシュラに宴会に誘われ闇に消えた。


第22回天下一武道会前の悟空修行編のたった一話のアニオリだが、金角・銀角や天龍は完全に忘却の彼方なのに対し、この魔界編はインパクトのある回で少年時代かなり印象に残っていた。
原作では魔界はブウ編のダーブラに対し言及されるときが初出なのに、アニメではこんな初期に語られていたのかと思うと興味深い。いろんな妄想を抱かせてくれる格好の材料だ。


さて、メラについて語る前に魔界と魔界の門について整理しておかねばなるまい。
と思ったのだが、既にWikipedia大先生 が完全に整理されてたのでもうこの際、そのまま引用させてもらうことにする。


『魔界:暗黒魔界や悪魔界とも呼ばれており、邪悪な生命体が住む混沌とした謎の世界。あの世とこの世から成るとてつもなく巨大な球状の空間において、もっとも下方に存在しており、宇宙の裏側の次元にある世界。 宇宙同様、魔界もいくつかのエリアに分かれており、そのすべてを魔界の王であるダーブラが統率している。あの世の神々である界王の目が届かぬ世界であり、この世でも特殊な世界である。

科学より魔法が幅を利かせており、魔人や魔女と呼ばれる邪悪な生命体が住んでいる。ここには悪を司る魔界王神も存在しているが、今のところ、魔界王神よりも界王神の力が上回っている模様。更には界芯星で生まれた不良芯人が魔界王の元へ行くこともある。


魔界の門:アニメ第1作『ドラゴンボール』第81話に登場した、魔界へと繋がる門。この世とあの世の間にあるとも言われている。あの世と魔界を含めたこの世の決まりにより、閻魔大王か神から与えられた通行許可証と鍵を持つ死神だけが通ることを許されている。

魔界の武道家シュラが、呪いをかけた剣を門に突き立て開放されたままの状態にしたことによって、一時期は地球上にある村へと魔界の魔人が自由に通れる状態になっていた。門の先は洞窟状になっており、入り口の比較的近くには、シュラと手下の魔人たちが住みかとしているシュラの城がある。 悟空は第22回天下一武道会へ向けた修行中に、この門をくぐりシュラと対戦している。』


もう後何書いたらいいねんという感じですね。北斗の拳でいえばシュラが砂蜘蛛、ダーブラがカイオウみたいなもんと思えばわかりやすいか。
とりあえずアニメの中で描かれた内容を箇条書きでまとめると・・


・魔界の門をくぐると原則戻れない。
・しかしシュラが門に剣をさしたため、開きっぱなしになり自由自在に行き来できるようになった。
・シュラが剣をさしたのは人間への挑戦状、呪いがあるのでシュラを倒さぬかぎり抜けない
・魔界の入り口付近にはメラとゴラという門番がおり、閻魔大王か神様が死神に与える通行証が必要。
・通行証は天界魔界を含めての掟
・ゴラは魔界最強の怪力の持ち主
・メラは人間や魔族が勝手に行き来できないよう見張っている
・やりたい放題するシュラに対してメラは快く思っていない。
・シュラは悟空を「適当に傷めつけてつまみだせ」と殺す気はなかった。
・悟空の攻撃は正攻法では一度も当たっていない。連続攻撃がヒットしたのはかめはめ波で目を封じたがためのもの。
・悟空自身、「シュラが光に弱かっただけさ」とまともな勝負では分が悪かったと認識していた。
・そのためメラはシュラに飛苦無を投げつけスキを作った。
・メラ「いつかまた会えるさ、あんまり早くても困るけどね」
・門が閉じれば、行き来できるのは通行証をもった死神だけ
・シュラ、敗因を作ったメラに対して怒るどころか「宴会の途中だったんだけど来ないか?」と不問に。
・シュラ、メラともに笑顔で魔界へ消える。


ざっとこんなもんかなと。
まずメラが悟空をシュラの元へ案内した理由は、当然「シュラを倒してくれることを期待した」のに間違いない。人間界に自由に行き来できるようになっている現状は、メラにしたら自分たちの存在を否定されているようなものでそりゃ不愉快極まりなかったろう。おそらく毎日自分たちを横目に「へーいへーい」と魔族どもが通っていたのだろう。それを見てメラもゴラも腕組みして歯ぎしりする日々だったのかもしれない。だが自分たちではシュラの目を覚まさせることができない。それで悟空に期待したのだ。
極星十字相殺拳-120610_1925~020001.jpg 極星十字相殺拳-120929_1239~010001.jpg
そして目論見どおり悟空はシュラに一撃を加え、魔界の門を封じ、全ては昔のように戻った。悟空との闘いはシュラの心にも変化をもたらしていた。


メラ「これでここを行き来できるのは鍵をもった死神たちだけになったね」
シュラ「あの小僧め、してやられたか。これ君のだろ、返すよ」戦闘中にメラが投げつけた武器を返す
メラ「どうも。たまには痛い目にあうのも薬じゃなくって?」
シュラ「まあね、ところで宴会の途中だったんだけど・・来ないか?」
メラ「まあ、悪くないわね」


全くの勝手な推測なんだが、この2人、昔からの幼なじみとかそんな関係だったのではないだろうか。
シュラがミーサ姫をさらったのはメラの気をひくためだったのではないか?
ミーサ姫など最初からどうでもよかったのではないか?
メラは、自分の力にうぬぼれて人間界にまで手を伸ばしているシュラの頭を冷やし、昔のシュラに戻したかったのではないか?
そんなふうに思ってるうちに気まずくなってしまって、お互い会話するチャンスを失っていたのではないか?
要はお互いちょっと変わったツンデレさんだったのではないか?
最後の二人の会話をみていると、そんなふうに思えてならない。


メラの悟空への「いつかまた会えるさ」という言葉に、もう一度再会のアニオリを描いて欲しかったと思わずにはいられない。。無印最後の八卦炉の火のアニオリあたりで出ていれば・・と。

しかしまだチャンスがある。来年春のZの映画だ。鳥山先生が存在を言及しているものの謎のままに終わった魔界王神とのバトルがあるのではないかと、謎が多い魔界がテーマではないかと俺は予想している。99.999999999%登場しないとわかってはいるが、もしメラが登場、あるいは言及されでもしたらむせび泣くかもしれん。

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