昔HP時代に書いていたネタなのだが、Twitterのフォロワーさんからまた有益な情報を得たので再挑戦してみる。
ダーティバロンが極悪超人界の出身だということはもう承知のとおりだ。
当然、あの悪のロングホーンもそこから持ってきたということになる。
しかし腑に落ちないのはあの1000万パワーの源であるロングホーンをどうやって入手したかということだ。
バッファロー一族も滅んでいる今、簡単に手に入るとは思えない。いったいどうやって手に入れたのか。
ではまず、その極悪超人界とはどのような場所なのであろうか整理してみよう。
キン骨オババの証言によれば、超人界には表と裏があるという。
「その裏超人の世界はいってみれば太陽のない世界と同じ、常に闇に閉ざされているのよ・・
だが、その裏の世界に住むものたちは良心などひとかけらももたず!人殺しなど朝飯前!悪魔でさえも逃げ出すほどの極悪超人ばかり!とにかく地獄があるとすればあそこが地獄!生き地獄の世界じゃよ!」
という世界らしい。
キン肉マンの世界に109人の神が住む天上界があるのはご存知だろう。
するとキン肉マンの世界には神の住む天上界、人間や超人の住む地上界、その裏の世界といわれる極悪超人界、そしてあの世でありかつ完璧超人の住む超人墓場の4つの世界があるといえる。
さて、この極悪超人界、オババのこの言葉に「ん?」と思われた人もいるのではないだろうか。
太陽のない世界。
常に闇に閉ざされている。
これはもしかして「魔界」と同じではないだろうか。
あのアシュラマンの住む国であり、今もバッファローマンたち生き残った悪魔超人たちが住むあそこだ。
裏超人界=魔界と仮定すれば、バッファローマンがダーティバロンと接触したことも自然と考えられる。
ダーティバロン曰く、
「このダーティバロンとバッファローマンは悪を通して知り合い、そして俺たちは互いに血を啜り合い、共に悪の超人の神に誓ったのだ!バッファローマンは悪魔超人界の!この俺は極悪超人界でナンバー1になることを!!」
とのこと。
まとめると・・
バッファロー一族で唯一生き残ったバッファローマンは魔界にたどり着く
↓
3流超人だったバッファローマンがサタンと契約
↓
ダーティバロンと血の誓いを交わす
しかし俺がずっと引っかかっているのはこれほど付き合いのあるダーティバロンを見てバッファローマンは完全にノーリアクションだったこと。
誰が見ても初対面だろうという感じだ。
いったいこれはどういうことなのか、10年以上結論は出なかったのだが・・
しかし極悪超人界がサタンの支配下にあり、二人が誓った「悪の超人の神」がサタンと仮定すれば一つの仮説ができる。
①バッファローマンはサタンと契約した時に、あの黒光りするロングホーンを植え付けられた
ダーティバロンとの誓いのシーンをみるとすでにロングホーンが黒のようにみえる。そして植え付けられた時、バッファローマンはサタンの支配下におち真っ赤に変化し洗脳状態になった。
②洗脳状態時にダーティバロンと知り合い、サタンに血の誓いを交わした
③洗脳状態時のことは記憶から消えていた
あの黒光りするロングホーンは、バッファローマンを極悪超人時代に引き戻すためのものであった。つまり何らかの理由で悪魔超人軍入りする際に通常のロングホーンに付け替え、同時に黒光りするロングホーンを植え付けられている間のことは記憶から抜け落ちた。
かなり無理矢理な妄想だが、少なくともあの黒光りするロングホーンはサタンの息がかかっている可能性は高いと思う。
さらに、当時の二人の血の誓いシーンの脚本には「怪奇な影が現れ、ひれ伏す両者」という文言があったという情報提供をいただいた。
今連載中の新シリーズの冒頭でサタンが新たな刺客を送り込む云々言ってたときに「極悪超人が出てきたらいいなあ」と思ったのは俺以外に日本で何人いただろうか。
今後サタンからでも当時の関係者インタビューでもなんでも良いので真相が聞けることを願っている。
つか「キン肉マンのアニメ専門のムック本」出してください。