6月8日、愛総会に参加させていただきました。
愛総会とは、激愛戦隊ヌメレンジャーの幹部のみが参加することを許された総会である。
俗に言うオフ会というものであるが、愛総会の参加者の心の愛のスイッチは常にONになっているため、参加者はオフ会とは言わないという掟がある。
そんな愛総会の開催にあたり、「北斗西斗」の愛参謀様がお声をかけてくださったのだ。
まだヌメソンの1曲すら作ったことのない最下級戦士の私をである。しかも「北斗の庭園」の愛忍者様もご一緒されるとのことで、もう私の肌はうれしくて粟立つばかり。なにせネット初めて10年間、ずっと通いつめたサイトに管理マンたちとお会いできるのである。
すでに愛参謀様がレポをあぷぱされているので
、俺は細かい内容を思い出しながら書いていくことにする。
約束の時間は午後6時、だがまだ3時間はあるので俺は「まんだらけ」に向かうことにした。その際、あの道頓堀を初めて生でみた。俺にとって道頓堀は「阪神ファンが飛び込む所」という認識しかなく、「ああここで昔カーネル・サンダースが放り込まれたんだなあ」としばし感慨にひたった。
そしてまんだらけに到着。いやすごいねここは。噂には聞いてましたけど品揃えがスゴすぎる。
北斗ゲーが北斗1から北斗7まで全部箱までついて売ってましたよ。
特に北斗3と北斗4は初めて実物を見て感動。いや本体ないし買ってませんけどね。
とりあえず北斗1の攻略本と平成ゴジラクロニクルというマニアしか買わねーだろ的な本を買いました。
そうこうしているうちに時間は午後5時半、そろそろ待ち合わせのなんば駅に向かうか・・と思ったとき、どえらいことに気づいた。俺はなんば駅=JRなんば駅と思い込んでいたのだが、現地についてみると「なんば駅」がいっぱいあったのだ。
近鉄なのか、阪神なのか、JRなのか、地下鉄なのか、南海電鉄なのかわからない。
知ってる人からしたらこいつアホやというレベルだろうが、オラア梅田は来るけどなんばは初めてなんだよ。
「ええい、ままよ」と当初の予定通りJRなんば駅の改札に向かい、待っていると愛参謀様から電話。
俺「今、どちらに?」
愛参謀「ナカムラさん(愛忍者)がもう南海のほうに着いてるって。こちらも今向かっている」
まるっきり反対方向でした。
右も左も分からない状態ながらもしゃにむに走り、ようやく合流。ホクサイのとおり大阪の人混みの中でも一瞬でお二人だと確信できた。
愛忍者様の即断即決で店が決まり、エレベーターで上がろうとするとビーっと定員オーバー。本来ならば年下の俺が降りねばならぬところを愛参謀様が降りることになってしまったが、なんと大多数が2階で降りてしまうというオチだった。
お店の雰囲気がホクサイが素晴らしいほどのわかりやすい図を書いておられるが、本当にあんな感じだった。
「そうなんですか、それで・・」
ガラガラッ!
「おまたせいたしました、○○でございます」
「そうですよね、それで・・」
ガラガラッ!
「おまたせいたしました、○○でございます」
落ち着かねえー!!!
丁度会話が盛り上がってくるあたりで店員が入ってくるから、なんともな感じだった。
しかし俺は今回、絶対聞きたいことがあったのだ。それは北斗の拳2の最終話、つまりアニメ北斗の正真正銘の最終回に登場したケンシロウとカイオウのアニメオリジナル奥義2つの正式な漢字は何かということだ。
俺は「闘気断層」と「暗流獣撃破」と思っていたのだが、HDリマスター付属のブックレットには「闘気乱層」「暗流襲撃破」と記載されていたそうだ。それが納得いかなかった俺は、台本を落札された愛参謀様ならご存知であると思い、思い切って質問してみたのである。すると予想外の返答が。
愛参謀「台本、持ってきてるけど見る?」
ゲーッ!じ、実物!?
かばんから当然のようにスッと出てきたのは紛れも無いアニメ北斗の108話と最終回の復元台本であった。ドキマギしながら、例のシーンを探す俺。そこには、俺の想像だにしなかった漢字があった。
正式な漢字はそのうちホクサイに掲載されると思うので、ネタバレは避けます。1つだけいえるのは、
HDリマスター版のブックレットは大嘘だったという事実です。
ボツ台詞まで読めて堪能した俺は、108話に目をうつした。108話は拳王様御帰天の回であり、事実上北斗1の最終回である。この回にはアニメオリジナル奥義もなかったので、新発見はないかなーと思っていたのだが、あった。
右男「リハク様!死兆星が!」(声:千葉御大)
左男「北斗七星もあんなに光り輝いて!」
この二人に名前があったという驚愕の事実。
もうね、驚愕としかいいようがないですよ。烈闘破鋼棍の男とか名前がありそうでない奴なんて比じゃない。こんなん「男A」「男B」とかになってても誰も文句言いませんよ。伊達に千葉御大が声やってませんね。
俺「これ、死兆星が!って言ってますけど、いや見えたらあかんやん!目視できたらあかんやん!」とツッコんでネタにしながら、俺はふと思った。「果たしてこいつらだけか?」という疑問である。
こんな二人でも名前があるんなら、もっと目立ってたキャラは最終章だけでもいっぱいいる。
例えば、シュレン死亡後、ジュウザの説得からヒルカの砂地獄の回まで数話にわたり登場したこのフドウ(アニメではリハク)の部下二人。髭のない若いほうの声は大塚芳忠氏という豪華さ。
アニメではジュウザに対し「私にも覚悟がございます!」と命がけで説得しようとする名シーンもある。
名前がつけられていてもなんらおかしくない。
ジュウザ初登場の回から常にジュウザと共に登場しており、事実上ジュウザ一味のナンバー2的な存在だったこの赤いロン毛の男。声が回によって佐藤正治氏だったり千葉御大だったりする。
他にも、シュレンにやられた恐怖を背負った部下二人や、南斗の城でケンシロウを案内していた兵士、モーガンの部下の壊し屋、女装したバットに惚れた奴、拳王影部隊の隊長・・リハクの部下より印象深いキャラはたくさんいる。
それにもしかしたら台本上で「い、いけませぬ拳王様!その御方に手をかけることだけは!」の上に「ザク」という表記があったり、カイオウの馬の名前だって記載されているかもしれない。
もう金ぐらい払うから、台本を閲覧だけでもさせてほしいと心から思った。
と、まあこのように台本2冊に思いっきりテンションが上がっていた俺だったが、ここで愛参謀様がヌメレンジャー隊長ことモノ愛氏に予定どおりイタ電。なんと事前にシンの人形を連絡なしに郵送するというサプライズをしているとのことでもう爆笑もの。あとモノ愛氏を「フジータさん」と呼ぶそのセンスが最高に素晴らしいと思う。最初にいいだした人天才だ。
ちょうど店を出ようかというときに隊長から折り返しのお電話。愛参謀→愛忍者→そして初会話の俺という順で電話をまわす。レジに向かいながらの会話だったのでゆっくりお話できなかったが、次の機会には是非ともお会いしたいと思いました。
余談だが、この店のお会計は1万超え。体感では7980円ぐらいと思ってただけに「は!?」となった。
愛忍者様、本当にゴチになりありがとうございました。
まだ時間もあるし、ゆっくり語り合いたかったので2軒目の串カツ店へ。
ここでも愛参謀様がアイテムをご披露。興味深いグッズをたくさん見せていただいた。
なんかもう当たり前のようにカバンからポンポン出てくるのが凄い。
特に俺は「ぬりえ」に爆笑した。何が面白かったかは今後のホクサイでの紹介にご期待ください。
このあたりで、ホクサイにあるとおり「北斗の拳研究家」として愛参謀様が活動してほしい旨の話に。
愛忍者様いわく「公式が言わないならファンが答えを出して徐々に真実にしていけばよい」とのこと。
もしできることなら私、お二人の助手にしてほしく存じます。
2軒目になっても、愛忍者様の酒の勢いはとどまらず焼酎をバンバン注文され、俺もチューハイを注文。だいぶ酒が回ってきた感もあってか、北斗無双の話になったとたん、俺の今まで溜まりに溜まっていた北斗無双への不満が爆発した。
俺「原作でいうギョウコ様が攻めてくるところで、敵を時間内に倒せ!というミッションがあるんですよ、で必死こいて全部素早く倒してA判定とったんですよ!そしたら開くはずのボスの扉が開かないんですよ!先に進めなくなって。またやり直しや。もうね、考えられへん!!」
俺「羅聖殿に行くまでの道中で、敵に岩をぶつけろっていうミッションがあるんですよ、で岩を拾ったら丸い照準が出るんですよ。普通、その○でターゲットを狙って投げるじゃないですか。でも当たらないんですよ。外れるとかいうレベルじゃなくて、届かないんですよ岩が。気持ちちょっと上かな?って上にあげても全然届かなくて。もう明らかに外れるやろっていうぐらい上にあげて、やっと当たるんですよ。もうね、アホとかと。絶対テストプレイしてないやろって!どこの世界に照準を思いっきり上にあげてジャストミートするゲームがあるねんと」
俺「ヒョウが砂嵐で進めないから俺を置いていけというシーンでね、ヒョウが動かなくなるんですよバグで。ヒョウが進んでくれないとイベントが進まないのにずーっと棒立ちなんですよ!もうね(ry)」
俺「バットでボルゲの城に殴りこむとき、後ろのマミヤが棒立ちで1歩も動かず援護すらしてくれないんですよ、敵もマミヤの存在を認知してなくて全員バットに襲いかかってくるんですよ。もうね(ry」
と未プレイの愛忍者様には申し訳ないほど、暴走してしまった。しかし愛参謀様は「そんなバグはなったことない」とのこと。けど羅聖殿の岩投げは同感だったようでよかった。
その後、俺が「今日、阪神勝ちましたね」と言ったことから阪神の話題へシフト。
下柳が意外とよく解説やトラ番等のテレビでよく喋ってくれること、今岡が妙に解説時のスーツが似合わないこと、金本・赤星・下柳など豪華解説陣のときに限ってボロ負け等不細工な試合することetc・・・と阪神トークが開始。
すると、愛忍者様の「新庄は妖精である」というお話が始まった。記憶にある限りではこんな内容。
・新庄は今インドネシアで子どもたちに野球を教えている。
・しかし現地の人たちは、新庄が誰なのか、何者なのかすら知らない。
・新庄は実在していない。我々ファンの想像の産物である。
・野球界に救世主が必要なとき、我々が救世主を渇望したときに新庄は帰ってくる。
・新庄は妖精であり、神の使いである。グリーンウェルは新庄の言葉を聞いて引退した。
最初は呆然と聞くしかなかったが、グリーンウェルが新庄の言葉を聞いて引退したと聞いたときは、「あ、あいつ神のおつげがあったとか言って引退したもんな」と急に納得できるようになっていた。多分俺は数年間は忘れないと思う。
なお、このあたりから愛参謀様はだいぶお酒がまわられたようで「あかん、信じたらあかんで・・聞き流しや・・」との言葉を最後にしばらく休憩され、あまり記憶がないとのことなので、記憶をたよりに記します。
間違ってたら申し訳ないですがガーッと書きます。
○北斗外伝について
俺「絵のせいで最初ボロクソでしたけど、僕はラオウ外伝はよくできてると思うんですよ。特に2巻のサウザーとの闘いは何度も読み返しました。あとトキ外伝も好きです」
愛忍者「ジャギ外伝が本当に凄いと思う。特に序盤に出る犬。あの犬は凄いよ」
俺「よかったですよね、ジャギ外伝。それに比べてレイ外伝のなんと面白くないことかと・・」
愛忍者「レイ外伝は辛かったね。儂はジュウザ外伝も好き」
俺「最終回でアニメ要素がありましたもんね。レイ外伝はなんか全てが軽いというか・・白々しいんですよ」
愛忍者「そう、白々しいね」
○ヤサカについて
俺「ヤサカってあれやっぱり路線変更したんでしょうかねえ?」
愛忍者「そうやと思うよ。」
俺「人質のために義賊みたいなことしたとかいう話ありましたけど、あれなんだったんでしょうね」
愛忍者「劉宗武先生に瞬殺されるだろうとか言われてたもんね」
○天授の儀について
俺「蒼天もコミックスで読むといいんですけど、リアルタイムでは辛かったことないですか?」
愛参謀「岩を潰せるかとかいろいろあったな」
俺「岩潰して、花見して、やっとかと思ったら今度は竜巻がきて、龍の爪がどうのこうのってなって羅龍盤が出てきて・・あれはコミックス派の人にはわからないですね」
○蒼天アニメについて
俺「まさかあんなことになるとは思いませんでしたね・・」
愛忍者「ゴラン戦までやね。」
俺「そう、金さんとのバトルとかけっこうよかったのに・・霊王が出てきたあたりから変になってきて、馬賊のあたりから絶望しました」
愛忍者「霊王が死んだところで終わっとけばよかったのにね」
俺「爆龍陽炎突とかすれ違ってるだけでしたしね」
愛忍者「無影脚の描写とか酷かった。原作で初めて正しい無影脚が披露されたというのに」
○真・北斗シリーズについて
俺「あれも散々声優でボロクソに言われましたけど、もしあれが神谷・内海両御大がされていたら、成績上がったとおもいますか?」
愛忍者「それでもやっぱり文句出るんじゃない?声が衰えているとかいろいろ言われて」
○その他
俺「昔、北斗の庭園での黒王号の解説である書籍の注釈に黒王号の記載があったと読んだんですが、その注釈のある書籍名、覚えておられますか?」
愛忍者「あーあったなあ、忘れたなあ。そんな専門書みたいなものでもなかった気がする」
俺「なんの前振りもなくいきなり『拳王の愛馬、黒王号のように』と記載があるっていうのが面白くて。あと何かの本にフドウが不動明王の化身であると載ってたとか・・」
愛忍者「大法輪やね。仏教の専門雑誌なんやけど、それ書いたの女子大の教授でね。フドウの身長体重とか北斗の拳SPECIALにしか記載のないはずの情報まで書いてあった」
このあたりで終電がやばくなったので、お開き。またの再会を祈念してお別れいたしました。
写メ撮らなかったことを後悔。間違いなく2013年最高の日でございました。
10年後といわず、また何か北斗に動きがあれば集まりたいと思いました。