究極版13巻、14巻買いました。内容はファルコ渡海からヒョウがシャチを見逃すところまで。
ちょうど単行本でいうと21巻の終わりまでですね。
今の原御大の作画のハンが拝めるなんて感涙モノです。
では恒例の変更箇所いきます。
○シャチの台詞変更
シャチが追手の修羅に対し正体を表す際の台詞。
単行本:「オレはまだ誰にも負けたことがないんでな」
究極版&完全版「オレはまだ誰にも負けたことがないんでね」
これももうコンビニ本とかでも軒並み「ないんでね」のほうに変更されてそうだなあ。
○印刷が単行本のほうがキレイなコマがある
全体的に単行本より究極版のほうが印刷が濃い感じを受けるんですが、特にこのタオの夜のシーンで違いが顕著に感じました。
左:究極版、右:単行本
走るタオの前に出ている影。単行本ではこの影の奥にある天下一武道会のタイルのようなものも薄く見えますが、究極版ではほとんど見えなくなっています。次のコマのタオの後ろの建物も単行本のほうがハッキリ見えます。
長々語ってますが、ぶっちゃけどうでもいいことだとは自覚しています。
○タオの台詞変更
単行本:「北斗琉拳という拳法があの男を狂わせたのです!!」
究極版&完全版「北斗琉拳という拳法があの男をおかしくさせたのです!!」
恒例の「狂った」関連の変更です。しかしここは変更されてますが、変更されていない箇所もあります。
例えばジュウケイの「北斗琉拳の凄絶さに魂を狂わせた!」とかカイオウの「オレの魔闘気が狂おしいほどに」はそのまんまです。やっぱり「人」にかかってたらダメで、「魂」や「魔闘気」等抽象的なものはOKということなのでしょうかねえ・・?
○ケンさんの手袋が加筆
レイアが捨てたシャチのアクセサリーを拾うケンさん。その際、手袋をしていないコマがあることは昔から語りぐさになってましたが、それが修正されていました。
上:単行本、下:究極版
この時から砂蜘蛛に破壊された右肩の肩当てを新調し、グローブも変えてるケンさん。個人的にはアインの手袋をオープンフィンガーに改造したと思いたい。
○ハンの台詞に追記
単行本:「間合いを計るつもりか!」
究極版&完全版「その腕で間合いを計るつもりか!」
これジャンプではどっちだったんろうなー、変えたことより当時のジャンプでどうだったかが気になります。
○ジュウケイの例の誤植
単行本21巻初版には有名なジュウケイの間違い発言があります。
単行本「その拳の業ゆえに北斗神拳は存在してはならぬ拳なのだ!!」
何を言うとんねん、北斗琉拳をつぶしにきたんやろ、話かみあってないやんという感じですよね。これは本当にただの誤植で完全版でもその他のコンビニ本でも修正されています。もちろん、今回の究極版でもちゃんと北斗琉拳になってました。多分重版の単行本でも修正されていると思います。
○ヒョウの台詞に追記
単行本「世迷い言など聞く耳もたぬ」
究極版&完全版「世迷い言など聞く耳はもたぬ」
うん、どっちでもいいね。
○印刷範囲の違いがより顕著に
これまで拳王様の顔だとか聖帝十字陵の頂上とかで述べてきたとおり、基本的に究極版は「横が広がった分上下が切れてる」のが特徴だと思っています。厳密に見ていけば違いはいっぱいあるとは思うのですが、読んでいて特に気づいたのが以下のコマ。
左:完全版、中央:究極版、右:単行本
究極版と単行本はほぼ違いがありませんが、完全版だとケンさんの右腕がグローブまで見えています。
左:完全版、中央:究極版、右:単行本
「ぐく・・・」の台詞の位置から完全版が一番見やすくなっており、究極版は単行本より若干左が狭まっていることがわかります。まあこのあたりは微妙かつ些細なことなんですが・・・
無想転生を繰り出すケンさんの最初のコマ。一番左のケンさんの残像の顔が究極版と単行本では顔半分になってますが、完全版ではハッキリと見れます。これはちょっと大きな違いかなと。
左:完全版、中央:究極版、右:単行本
赤鯱の投げた樽を破壊するカイオウ。その左横に注目すると完全版では吊るされたケンシロウの姿がハッキリと確認できます。これ、今回初めて気づきました。
ついでにいうと、爆発する樽の位置でも印刷の違いがわかると思います。
こうやってみていくと、まさに完全版、究極版、単行本ともに一長一短だなあと思わされます。
単行本には話と話の間にある背景等の挿絵があり、究極版にも基本的に収録されてるんですが、完全版は未収録、でも完全版のほうが印刷はキレイでかつ大判のため印刷箇所も広く、迫力もあるという・・
グムー・・ファン泣かせですね。
ファン泣かせといえば、もうすぐデアゴスティーニ・ジャパンからアニメ北斗のDVDマガジンが発売されます。本来なら捨て置くところなんですが、DVDマガジンなので冊子もついています。しかも第一巻は古川登志夫御大のインタビューが収録とのこと。
http://deagostini.jp/hkd/?utm_source=google_lis&utm_medium=cpc&utm_campaign=hkd
本来なら即刻、発売日に疾駆するところなんですが、これがなんと全58巻。
お値段約10万7千円超え。
それ以前に俺、もうDVDBOX持ってるし・・
10年前に買ったDVDBOXは10万円で税込みで10万5千円でした。
しっかり消費税8%で値上がりしてやがる・・・せめてHDリマスターされてたら救いなんだが・・
とりあえず1巻は古川登志夫御大のインタビューあるんで買います。で多分全巻買うんだろうなあと思います。ええ、メーカーの思うツボですね。・・けどDD北斗は・・どうするかなあ・・